デジタル遺品 その③
デジタル遺品のうちネット系の銀行・証券会社の相続財産調査に関する対応ですが、PayPay銀行ではホームページ上の「相続受付フォーム」から申請を行い受付後、書類が届きます。口座番号やローン契約の有無が不明であっても対応が可能であり、残高証明書や預金取引明細書の発行は可能です。三菱UFJeスマート証券では口座が無い場合は電話等でも即日回答が可能で、口座が有る場合は書面での回答となります。楽天証券は、親族であっても問い合わせのみでは開示せず、戸籍などの公的書類を提出して書類の確認ができた後、口座のID・パスワードを記載した書面を郵送する、という流れのようです。ネット系の銀行・証券会社であっても、相続手続きに関しては他の金融機関と同様に故人の出生から死亡までの戸籍謄本一式や遺産分割協議書の提出等、アナログな手続きが求められるようですね。こういったデジタル遺品調査の負担を少しでも軽くするためには、以前も書いたかもしれませんが生前に相続人に対し財産の詳細をお伝えしておくということや、デジタル機器のロック解除パスワードをご家族に教えておいたりエンディングノートに記しておくということが良いかもしれません。

遺言書作成・相続手続き(戸籍収集による相続人の確定・相続財産調査・遺産分割協議書作成・故人名義の金融機関口座解約手続き等)は大阪市天王寺区夕陽丘町のかじた行政書士事務所にぜひご相談ください。
車庫証明 承ります。天王寺警察・阿倍野警察・東住吉警察は 5,500円。生野警察・平野警察・住吉警察は 6,600円です。

