社会保険の加入要件（建設業許可 個人）

建設業許可の要件のひとつに『社会保険への適切な加入』があります。建設業許可制度でいう社会保険は ①健康保険　②厚生年金保険　③雇用保険　の３つを指しています。この３つに加入義務のある事業者は、適切に加入していないと許可を取得・更新できません。

①の健康保険について、個人事業主であれば自治体管轄の国民健康保険もしくは土建国保などの国民健康保険組合に加入すれば基本的には適切であると判断されます。しかし常時５人以上の労働者を雇用している場合は自治体管轄の国民健康保険では不適切と判断されてしまいます。

②の厚生年金保険についても同様で、個人事業主であっても常時５人以上の労働者を雇用している場合は厚生年金保険の加入義務者となります。

最後に③の雇用保険ですが、法人・個人事業主に関係なく週に２０時間以上働く労働者を雇っていれば加入義務者となります。