農地がある場合(遺言)
お米の値段が大きな話題になっていますね。マンションやビルが立ち並ぶエリアで生活していればどうしても開発に目を奪われてしまいますが、農業振興(農業従事者の地位の安定・農地面積の確保・農業生産の増大と食料の安定供給)も実は大きな国の政策のひとつです。農地の転用や売買は農地法や他の法令の規制を受けることはご存知のかたも多いと思います。
大阪府下でもある程度まとまった規模で農業をされているかたは多くいらっしゃいます。相続人の中に農業後継者がいる場合、その後継者の意向を十分に汲んで遺言書を作成しようと考える方も多い印象ですね。
農地を後継者が相続する場合はある程度まとまった広さの土地となるケースが多いですので、他の相続人からしてみると不公平のように感じるケースもあるかもしれません。理解を得られるよう、農業による収入・器具購入の費用・借金の額をきちんと説明しておくことがスムーズな継承や農地の分散防止に繋がるかと思います。

阿倍野区 桃ヶ池公園に
夕刻に飛来するサギです